
1939.12.13 ラプラタ沖海戦
南米ウルグアイ・ラプラタ河口沖合での昼間水上戦。
ハンス・ラングスドルフ大佐指揮下のポケット戦艦「アドミラル・グラーフ・シュペー」とH・ハーウッド
准将指揮下のG部隊重巡洋艦「エクゼター」、軽巡洋艦「エイジャックス」「アキリーズ」が交戦。
グラーフ・シュペーはエクゼターを大破、エイジャックスを中破、アキリーズを小破させた。
自身も損傷したグラーフ・シュペーは中立国ウルグアイのモンテビデオ港に入港したが、帰国の見
込みが無いと判断、四日後にラプラタ川で自沈した。
11.23 フェロー諸島沖海戦
北海・フェロー諸島沖合で昼間水上戦。
ヴィルヘルム・マルシャル中将指揮下の巡洋戦艦「シャルンホルスト」「グナイゼナウ」とE・ケネディ
予備役大佐指揮下の軽巡洋艦「ニューキャッスル」「デリー」「シアーズ」「カリプソ」「コロンボ」「カー
ディフ」「カレドン」、仮装巡洋艦「ラワルピンジ」が交戦。
フェロー諸島沖合では上記八隻が、北海では戦艦「ネルソン」を旗艦とした追撃艦隊十隻をはじめ
とした計十九隻が独艦隊の捜索を開始していた。後に三隻が加わった。
この間、船団の護衛には英国から四隻、仏から五隻があたっていた。
ラワルピンジが沈没し、シャルンホルストとグナイゼナウは共にヴィルヘルムスハーフェンへ帰港。
1940.4.8 トロンヘイム沖海戦
トロンヘイム沖での昼間水上戦。
重巡洋艦「アドミラル・ヒッパー」、駆逐艦「Z5」「Z6」「Z8」「Z16」の独艦隊と英駆逐艦「グローウォー
ム」が交戦。
グローウォームが大破。後にアドミラル・ヒッパーに体当たりし沈没した。
アドミラル・ヒッパーはこれにより小破。
9 ナルヴィク沖海戦
ナルヴィク沖での昼間水上戦。大戦初の戦艦同士の撃ち合い。
ギュンター・リュッチェンス中将指揮下の巡洋戦艦「シャルンホルスト」「グナイゼナウ」とホイットワー
ス中将指揮下の巡洋戦艦「レナウン」が交戦。
悪天候によりともに小破での終幕だった。
10 第一次ナルヴィク海戦
オスト・フィヨルドでの昼間水上戦。
フリードリヒ・ポンテ代将指揮下の駆逐艦「ヴィルヘルム・ハイドカンプ」「アントン・シュミット」「ディー
ター・フォン・レーダー」「ハンス・リューデマン」「ヘルマン・キュンネ」「ヴォルフガング・ツェンカー」
「エーリヒ・ケルナー」「エーリヒ・ギーゼ」「ゲオルク・ティーレ」「ベルント・フォン・アルニム」とウォー
バートン・リー大佐指揮下の駆逐艦「ハーディ」「ハンター」「ハヴォック」「ホットスパー」「ホスタイル」
が交戦。
雪と靄に紛れた英艦隊が奇襲を成功させた。
旗艦ヴィルヘルム・ハイドカンプが沈んだことにより座乗していたフリードリヒ・ポンテ代将が戦死。
ウォーバートン・リー大佐もまたフィヨルドから離脱しようとした際に独駆逐艦隊に攻撃され重傷を負
い、後に死亡。
英駆逐艦ハーディは岸に乗り上げ、乗員が陸岸に逃れた後に沈没した。
ヴィルヘルム・ハイドカンプ、アントン・シュミット、ハーディ、ハンターが沈没。
ディーター・フォン・レーダー、ゲオルク・ティーレ、ベルント・フォン・アルニム、ホットスパーが大
破。
ハンス・リューデマンが中破。ヘルマン・キュンネ、ハヴォックが小破。
11 第二次ナルヴィク海戦
オスト・フィヨルドでの海戦。
エーリヒ・ベイ大佐指揮下の駆逐艦「ディーター・フォン・レーダー」「ハンス・リューデマン」「ヘルマ
ン・キュンネ」「ヴォルフガング・ツェンカー」「エーリヒ・ケルナー」「エーリヒ・ギーゼ」「ゲオルク・ティ
ーレ」「ベルント・フォン・アルニム」とホイットワース中将指揮下の戦艦「ウォースパイト」、駆逐艦「ベ
ドウィン」「エスキモー」「キンバーリィ」「フォックスハウンド」「コサック」「ヒーロー」「イカラス」「パンジ
ャビ」「フォリスター」が交戦。
独駆逐艦八隻は座礁や撃沈されるなどしてすべて失われた。
英国側の損害はエスキモー、コッサクの大破、パンジャビの小破のみだった。
6.8 ノルウェー沖海戦
ノルウェー、ナルヴィクシキでの昼間水上戦。
ヴィルヘルム・マルシャル提督指揮下の巡洋戦艦「シャルンホルスト」「グナイゼナウ」と英国航空母
艦「グロリアス」、駆逐艦「アカスタ」「アーデント」が交戦。
シャルンホルストがアカスタの放った魚雷により中破。
グロリアス、アカスタ、アーデントは沈没。
戦艦が航空母艦を沈めた数少ない例でもある。