
取り残される音
世界と接続不良
断崖絶壁隔絶世界
裏切りは許されない
ストロベリー・ソングはお茶のお供に
一掬いの毒
面影を探しただけ
声の限り泣いて、哭いて
綺麗な月夜の惨劇
ああ美しの狂気よ!
気付かないフリして優しくして
君になりたかった影
花の名は別れの言葉
もうお休み、古い人よ
餓えに飢えた喉
そんな味気ない呼び方しないで
僕らは獣
血塗れの心
荒れ狂う悲しみの海
虚像の鏡像
戦火の紅炎は哀しまない
夜を呼ぶ聲
救いなぞ与えて何になる
枯れた涙を拭って
過ぎて甘美
冒涜的寵愛譚
私に貴方に物語
聞いておくれ、聴いておくれ
彼らのために祈る人が居ても良い
食まれてハラハラ
ナイトチューン・チェイン
君が死ねば僕も死ぬ
さよならなんて持ってかないで
やわらかな思い出に包まって
羽ばたきの萌芽
嘘吐きを召しませ
君の声を待ってる
朝日を迎えに行く背中
極彩色の初恋
ベスト・ブルー・シャッター・チャンス
誠実の僕
魔王様の体温
問いに問えば繰り返し
優しく哀れな獣
等号の端から端を往復して
僕らは確かに生きていた
ファーストキスは泥の味
白波シーツの波間
片目だけ開いた好奇心
あるいは嗚咽混じりの君の名
リトル・ヒーロー・パーティー
さよならの轍
わたしの痕
Pray with Play
ぼくらの聲はきこえない
一口サイズの愛
根性、今生、紺青
君が知らないあの人の優しさ
その愚かしさもまた貴方
安息と安楽の境界
君が為の君は誰
埋もれる言の葉の
呪いと呪いと祝い
染み入る傷痕
生の傷痕
まるで生きているような氷像
手折られた祈りの形
遠くなった世界
ああ、美しき死の冷たさよ
離れた手のひらを放した人よ
その名はwelt(世界)
闘争、逃走、本能
君の名を持つ夕暮れ
幸福の盛りよ
さよならばかりの恋文
おそらくきっとの世界
知らざればまた幸福
明日の私は僕の敵
幼(ちいさ)い初恋
夜と目を合わせては、いけないよ
加減の月
暁の赤子
熱き雫
嘘吐きは蜜の味
君だけが僕の陽だった
An Unsung hero
可能性の可塑性
哀歌によく似た子守唄
貴方にまた会うまでの道筋
構わないよ、構わない
敵わない、叶えない
咲かずに散るは華の微笑
甘酸っぱい喧嘩別れ
太陽の涙
君が為に笑みなさい
ひとひらを握り締めて
結局は盤の上
君ならば罵倒もまた甘美
貴方の涙に似た夜露
狂おしいほど狂って狂わせて
暗がりに君の温もり
星稀の贖い
翳れども光
水底に浮かぶさかな
幼心とがらす玉
ペトリコール・レインコート
月に翔ぶうさぎ
雨宿のひと
いちじくの花に埋もれ
絢爛なれど在りし王
影に焦がれ泣く光
てのひらはいつも空
絶望の淵で待ってて
荒野のひつじは夢を見るか
嗚呼、甘美なる嘆きよ
その夜、私は美しい月を見た
君の物語ではないよ
さあ、好きな場所をお食べ
不遜にして不敬にして狂信的
不埒にして不礼にして妄信的
個は弧
かみさまはひとに焦がれない
ひと在りてかみ在り
朝と夜の太陽
雨音に君の声を見た
王を守りし星の海
ほし降りの空
かなしみに暮れて
我が慕情に寄す
それは信仰にも似た
リッパー・ザ・スウィート
残雨香(雨の残り香)
雨兆香(石が湿ったような匂い)
ひとたび、またたび
旅の道連れに月影
月に走りて跳ぶ獣
藍色にアイロニー
幸せを頬張る人
華やかなりし戦場こそが
星に流れて浮かぶ唄
貴女と云ふ女優(アクトレス)
氷月、緋月、日月
光明のア・カペラ
未だ見ぬ星に焦がれて
残響だけが今も
それは人生にも似て
かなしみばかりが降るの
貴方はその名を知っている
美(うるわ)しさを約束して
憶えていて、覚えていて、迎えに来て
最終楽章くらいは華が欲しい
どうして、と君は言うけれど
警鐘、弔鐘、哄笑
至れば痛む、痛めば至らぬ
背中合わせの牙ふたつ
てふてふ、月光に翔ぶ
明けれども、暗めども
Time Ripper
月は花咲くものでしょう
日のつぼみ
星を翳せば夜の風
黎明の残り香
おばけと君と時々わたし
最果ての最愛
仄かに昇りて最上
大団円ばかりを描く指先
ほろ苦さばかりを覚えている
胸鰭に盗まれた
かじりついて、しゃぶりつくして
鐘の音に春を想えば
知らないことばかり知っているのね
5センチ平方メートルにチョコレート
ハートブレイブに乾杯
果てなき旅路の先触れに
光の指し示す帰結
あるいは始まりの眠り
せつなさの温もり
星の音が囁く
あなたの背中を追って歩く一人の道
恋心にも似ていたわ
破滅へ導く光の道
影、走る
夢見る泡沫に海の懐
歯車ばかりの路でした
チョコレートマシマロは真白
秒速の角砂糖
軽はずみな雨音
狸の泣き寝入り
とつとつ、ぽつぽつ
ひび割れた底に迷い人魚
忘れ物を取りに戻る手のひら
脱兎きっとパッと消失
見知らぬ貴方の面影
潮、後ろの真白に轟く
君に僕の特権をあげる
遥かに遠く、青い
ローズガーデンの暮れ時
花の香に浸る
ローズダスト・リサイクル・アクアリウム
アナタ・ハーバリウム
神さまにさよなら
月影に溜め息
星屑ばかりを拾い集める
知らないふりの祈り
月にばかり願うの
どうしてばかり増えていく
世界の果てで始まった
早まって謝った
「待て」はもう聞けない
都合の良い聞き方ばかり
指先に雨音
出会いばかりの袋小路
ただ無心だっただけ
忘れた心を取りに戻るの
キミにはボクだけいればよかったのに
きらきら光る最期の夜明け
心中穏やかならぬ心中
大輪の笑顔
てのひらで奏でる雪の音
君の声に溶けていきたい
君よ、傲慢に生きたまえ
恋壊れて懇願
古く、旧く、深く
水底に咲く花
雨糸
貴方の影と手を繋いだの
月に別れを星に離れて
知らぬばかりが幸福
散り時こそ盛り
青い糸で運命を結んで
星海を征く者、砂海を渡る者
週末に来たる終末は行楽日和
叫べよ祈り、伸ばせよ腕(かいな)
楽な呼吸の仕方を教えて
やがて朽ちゆく君よ
素知らぬ指先の行方
貴方さえ居なければ
雨宿りのにおい
鏡の鑑
舌先にホイップクリーム
貴方がひどく美味しそうに見えて
くちびるの前に人さし指
無垢なままで汚れていく
謎の呪文は知らない言語
悪魔ばかり救いの手を伸ばす
神様の愛は何処に行った?
天使のようなやわらかさの心
発狂するには真実が足りない
やさしげな仮面
呪う呪う、ささやき声
郷愁に包まる季節
錯乱の季節
「まだ若かった」と君は言う
私の知らないことを教えてあげよう
偏在普遍の存在
慈悲の塊
何もかもを忘れてゆく
甘き唇のヒミツ
恋する土塊(つちくれ)
レ・プリカの憂鬱と優越
空虚ばかり
僕らは触れ合えない
擦れ違う影
たとえ見えていなくとも
知らないままならきっと
孤独の味わい
聞こえてなくても叫ばせて
獣だってそんな鳴き方はしない
貴方が優しすぎたから
どうして別れの言葉を二度言うの
君は終わりを知っていた
秘密の暇潰し
ありふれた言葉
気のふれた心(あなた)
どうして私を信じるの
怠惰に流動
はかっているのよ
鐘の音は聞こえない
名も顔も知らぬあなた
君は何もかもを捨てていくから
慈愛の獣
ああ、それは心によく似ている
ショコラを呼ぶ唇
知らぬ面影を覚えて
見様見真似の超絶技巧
幼子は一撃必殺がお好き
君が寝たら歌ってあげる
天才と厄災は紙一重
赦しを請うなら私じゃない
貴方の字すら忘れたわ
ショコラの如く消えゆく君
ひとつひとつ欠け落ちてゆく
はじめから愛なんて無かったわ
あなたは其れを正しいと信じているけれど
冷え固まった憤怒
所詮愛玩人形
貴女が一番よく解っている筈
悲劇の連鎖
どうして、どうして、どうして
だから壊れてしまったのよ
春の陽の夢
遥か遠けき幸の夢
約束のない明日へ
心にも無い愛を吐く
明日なんて来なかった
あなたが来ると思ったんだ
君の祈りが届きますように
君の願いが叶いますように
世界があなたに優しくないから
バイバイ、ラバー。いつかの終わりまで
ボクらの破滅を言祝いでおくれよ
君の夢ばかり視るんだ
腐り落ちてゆく涙
果てない虚ろを漂う貴方へ
手向けに名も知らぬ花を一輪
愛を口移して
優しい共鳴
まるで子守唄のような音
無機質な心音
機械と人形と
心を厭った君に祝福を
口付けてもあなたは目覚めない
「だって悲しかったから」
ああ、この手の意味は、
喪うものばかり増えてゆく
ひとひらの感情
御伽噺にはなれなかった
僕が守っていてあげる
私が望むこの全て
お空に光る涙の数
あなたは酷い秘密を隠してる
腐らせてしまえよ、そんなもの
砂のにおいを纏うキミ
だけどそれは愛だった
もはや無意味ばかりだった
別離に際して
錆びつき、凍てつく
笑えない夢
わたしはいつも知らないのね
私に意味を与えるあなた
笹の葉ささやかに囁く
僕らの生き易い環境は違う
いのちに逆らってでも
内緒話はこんぺいとうの味
さよならだけの良い人生
あれは泡沫の夢だった
まるで救いのない顛末
星屑に溺れ死んだ恋心
幾度のさよならを飲み込んだ
思い出すのは背中ばかり
軋み吠える鋼の心
砕けたこころを継ぎ接いで
憧憬と思慕の差異
カンテラリウム
赤子のような祈り
いつか君を忘れていくのだろうか
吹き荒ぶは花の嵐
あなたを待ちぼうける日々
キャラメリゼ・ステンドグラス
空に落ちて海の中
この指はまだあなたに届くかしら
何も知らないままで居たって
これはただの片想い
セリヌンティウスの微笑み
清廉、清純、青嵐
冬の水面に浮かぶ月
野に生きる獣のようなひと
シフォンケーキ・カーテンを食んだ午後
かじられた言葉の残り香
目を開けてご覧。それが世界だ
レイニー・レイニー・グッドバイ
理想は遠く沈んだよ
晩夏初秋の恋文
薄氷の心
意味なんて無いさ
繰り返された言葉は一つ
トルソは静かに朽ちゆく
記憶ばかりが生きている
わたしのこころが解らない
あなたの声に縋り付いて泣いた
傷だけを愛して
瑕ばかり愛でている
疵だらけの足を引き摺って
創にまみれた指先が掴んだ自由は
まだ泣いているであろうあなたへ
きみが愛したのは何だった?
ぼくが求めたのは何だった?
ドルチェ・ドロンマル
色は狂えど散るは華
幸せが逃げてゆく
角砂糖のような思い出
ゆっくりとした呪い
夢を騙って嘯いて
何も言わなくたって、(ああ、勘違いだ)
どうして再会してしまうのかしら
レモネードに浮かぶ恋心
あなた無しでも生きていけなくちゃ
自分から手放したの。そうしたかったから
さよならを言いに来たんだ。それだけ
君の考えなんて分からないよ
他の誰のものでもない僕の声
アイネクライネアルプトラオム
臆病風に背中を押されて
欲しがるばかりのあなた
愛しているから嫌われたくないの
水溶性の空が降る
デイバイディバイン
君が太陽を砕いた日
置き去りにされた優しさ
愛憎の肖像
呪詛にも似た恋文
想いは甘くて重い
神代の頃から君は居た
依存と信仰の差異
砕けたのはボクのこころ
祈らば叶わん?
言葉無き優しさ
きみは拙く愛を囁く
ラヴ・ソングにハッピーエンドを
地球儀の中の大団円
ぼくのかみさまを奪わないで
三拍子の足取りで君は往く
貴方と君と、私と僕
八百万の眼が責め立てる
報われない恋心
透明になっていく記憶
素晴らしきかな虚構世界
星追いの星
沈みゆくスイート・バニラに接吻を
神代の唐紅は絡繰り仕掛け
いつだって青春
あるいはそれが終幕だとして
だから僕らは言葉を尽くすのだと
ノイジィ・エレジィ
みちぬともみたすもの
抱き潰した孤独の成れ果て
鋼鉄の翼を広げて
空翔るあなた
一斗缶の劣等感
私を忘れていく私
午前4時のカンブリアデート
押し付けた理想の代償
エゴイズム殺人事件
生は短し足掻けよ嬰児
輝ける偽りの画面
コラエレヌ・ダメージ
あなたへのさよならばかり
いつもわたしばかり知らない
さよならの向こう側
あのひとは願うことを夢を見ると言ったの
芽吹き逆巻き渦巻く青嵐
まるで世界が晴れたよう
今なら翔び立てそう!
我が世界よ、私が来たぞ
雨上がりの心に風が吹く
叫べ我が心!汝は自由ぞ!
喪ったもの、喪いゆくもの、戻り来るもの
あなたにはどんな風に見えるかしら
あなたもわたしも勝手ないきもの
わらうときも爽やかに晴れやかに
撃鉄、引金、爆発
ハローグッバイ、マイディア
愛していると言えば満足か
カーテンの向こうの夜
お前のためのマザーグース
夜と子供の狭間
さよならばかりを抱き締める
甘やかしてよグッド・ナイト(Night? Knight?)
君の騎士になれれば良かった
愛を貫け、悪だとしても
お前が泣き声ひとつ上げぬから
貴方が弱音ひとつ分けてくれれば
あんたが傷ひとつ見せないために
君が幸福ひとつ願いやしないから
舌の根乾かぬように蓋をして
あのね、から始まる内緒話
過去の幸福ばかり見ていないで
燃やし尽くして洗い流して
グッドボーイ・ミーツ・グッドガール
ぼくはわるいこ(だから、しかって?)