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エロ同人目指したんですけどただの頭の悪い話になりました_(:3」∠)_ワー

色々捏造でファンタジーだからね
細かいこと気にしちゃだめだと思います( ˘ω˘ )

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 薄暗い部屋に動く影があった。一つの人影を二つの人影が抑え込むようなかたち。そして部屋の出入り口には、我関せずと言った風に見張り役をしている人影が一つ、あった。

 「水臭いじゃーん? 俺らに何も言わずに新大陸行き決めちゃうなんて」

腰を振りながら男が茶化すように言う。けれどそこには苛立ちのような感情も乗せられていて、組み敷いている狩人に対する嫉妬や羨望を窺わせる。

「ァ゛、ぐ、ぅ゛う゛……ッ! そ、そなたたちには、関係のな、い゛ぃ゛ッ!」

「関係ないってヒドいなぁ。俺たち一緒にクエスト行った仲じゃん」

ばちゅんっ!と叩き付けられる腰、内壁を抉る熱棒に狩人の身体がガクガクと揺れる。自分たちの動きに対する、その反応を面白がりながら、男たちは狩人を弄ぶ。

 長年に渡り謎であった、海を渡る古龍たちの行方や目的の解明のために組織された調査団に狩人は選ばれた。それは至極名誉なことであり、また行けば戻れる保証の無い危険な旅路である。その狩人は、親しい仲間や友人を持っていたけれど、基本的には特定のパーティを組まずに狩猟活動をしていた。そしてある時、男たちに出会ったのだ。男たちとは一度か二度、クエストを受けた程度の仲である。けれど狩人の腕を知った男たちはこの良物件をみすみす逃がすのは惜しいと思ったのだ。

 幸か不幸か、最後のクエストを終えてから両者が再度出くわすことは無かったのだけれど、今回調査団に狩人が選ばれたことを男たちが耳にしてしまった。だからこうして男たちは港に設けられた簡易宿泊施設の仮眠室で仮眠を取っていた狩人を襲うことができたのだ。

 自分たちの手の届かない場所に行ってしまうなら、せめて自分たちのことを忘れられなくしてしまえ、と。

 それは嫉妬か羨望か、あるいは無自覚の恋慕だったのかもしれない。

 一人が見張りに立ち、一人が身体を押さえ、一人が身体を拓く。目覚めたときには既に腰部の防具とインナーが退けられ、蜂蜜を纏った指が後孔に埋められるところだったのだ。

 武骨な指が捻じ込まれ、硬い孔を慣らしていく。途中、やりにくいと男の一人が不満を漏らすと、狩人の身体を押さえていた男が、傍に立てかけてあった狩人の太刀をその膝裏に挟ませ、それを引き寄せることで仰向けの狩人の身体をより畳ませた。狩人は息苦しさと羞恥に身を捩ろうとして、しかし増やされた指の数に身体を震わせることしかできなかった。

 ごりごり、ぐりり、と指が胎内を拓いていく。中で指を広げ、ひくひくと収縮する孔を愉しむ様は女性にするようなそれに思えた。

 羞恥を煽り、狩人を嘲笑うような前戯だった。だから、辱めが目的かとそれを耐えていた狩人は、指が抜かれて安堵したのも束の間、当然のように取り出された男性器を前に固まった。

「え?なんで固まってんの? 穴ほぐしたら後することなんて決まってるでしょ」

「な――え、ぇ゛ア゛ア゛ア゛ア゛ッ゛!?」

なんてあっけらかんと言われ、理由を聞く前に、制止するより早く、指よりもずっと質量のあるモノが身体に埋められた。

「ほら静かにしてないと人来ちゃうよ?見られてもいいの? 俺たちは別にいいけど」

上体を折り畳まれた狩人にのしかかることで挿入を果たした男が眼前で囁く。

「あ、いまキュンッて締まった。見られるとこ想像しちゃった?見られたいの? やらしいなぁー」

「ちがっ、ちがう――っ、見られたくなど、ぉ゛オ゛オ゛ッ゛!? ア゛ッ゛、ォ゛ア゛ア゛ッ゛!」

「まーそんなこと、アンタのことブチ犯せるならどーでもいいけどねっ」

そうして、いよいよ乱暴に腰が使われ始めたのだった。

 

 ばちゅんっ♡ごちゅっ♡ ごりゅっ♡

 疲れを取るための仮眠室に似つかわしくない、厭らしい水音が響く。

「あはっ♡さいこー♡ キュンキュン締め付けて来てっ♡ちょーカワイイっ♡」

「ぅあ゛ッ゛、あ゛、や゛め゛っ゛、ぐッ! う゛ッ、ぅ゛ぅ゛ッ゛!」

防具に覆われた表情は見えないけれど、実に楽しげな声と腰使いから、男が狩人の痴態に興奮していることは容易に察せられた。声をなるたけ出さないよう、呑み下そうとする狩人から、更に嬌声を引き出そうと、狩人の身体を押さえていた手が動く。

 許されざることに、拘束具として扱われている太刀と狩人自身の脚は前方の男に押さえられている。それまでその役目を負っていた男はと言えば、ソロリと狩人の下腹部の辺りに手を伸ばしていた。不慣れな感覚から不本意な快感を拾い上げ始めている狩人の半身が震えている辺り。仲間の陰茎に穿たれている胎の、外側。

 そわっ♡ キュッ♡ぐっ♡ぐっ♡

「ひァッ!? ァ、アッ!押すなッ、さわる、なァアッ! ん゛ッ!ン゛ン゛ッ!」

静かに手の平が腹を撫でた。それだけでも他者から与えられる刺激は四肢を苛む。かと思えば、その手はおもむろに撫ぜた腹を押し始めたのだ。マッサージでもするかのように、上下に肌を滑りながら肉越しに埋められた熱を押す。押し付ける。体勢故、完全に腹が押されなくとも、腹中の挿入物をありありと感じさせる動作としては十分だった。

「外から押されてるのわかるっ♡アンタのナカが食いついてくるっ♡」

男もまた涎を垂らさんばかりの勢いで笑い腰を振る。緩く勃ち上がっている狩人の半身に触れることもなく、自らの快楽だけを追う姿は正しく独り善がりである。

 けれど、ぐちゅっ♡ごちゅっ♡パンッ♡パンッ♡パンッ♡と獣のように淫音を鳴らしていた男が、不意に動きを停めて狩人を見詰めた。

「そろそろセックス慣れてきた? じゃあ一番プレゼントしてあげたかったもの、シてあげるね♡」

渇いた喉に咳き込んでいた狩人が何かを言い返すより早く、男はポーチから瓶を取り出して迷うことなく一気に呷る。次いで、粉塵のようなものを取り出し、やはり躊躇することなく飲み込んだ。途端、胎内に埋められていた男の欲塊が、大きさと硬さを増した。ミチミチ、と膨れ上がった楔に押し拡げられる身体に、小さな悲鳴が漏れた。

 

 「お゛ッ゛――ア゛ッ゛、ア゛ア゛ッ゛! ン゛ぐぅ゛ッ゛!オ゛ッ゛!!」

「わかるっ?♡ここっ♡ アンタをメスにしてくれるとこっ♡きもちよくしてくれるとこっ♡ちゃんと覚えてねっ?覚えさせたげるからねっ?♡」

「めすッ゛……、それがしはッ、雌ではな゛、ァ゛、ィ゛ァ゛ア゛ッ!」

「こんな美味しそうにちんぽ銜え込んどいて何言ってんの?こんなぐしょぐしょに濡らしてぐちゃぐちゃ音させてさぁ? 完璧にメスじゃんっ?♡」

「ちが、ちが、ァア゛、ヒッ、イッ、」

 ばちんっ♡ ぐぽっ♡ ぐぽっ♡ぐぽっ♡ぐぽっ♡

「あ゛っ゛、あ゛っ゛!? な゛ん゛……っ、こ゛れ゛っ゛、な゛、あ゛あ゛あ゛ッ゛!?」

ぐぢゅっ♡ぢゅっ♡ ぢゅぷっ♡

「きたっ♡ きたきたきたっ♡ これっ♡これ待ってた♡」

「あ゛っ゛、ひッ──! ~~~~ッッ!!!」

「あっはぁぁ♡ キメてるっ♡メスアクメきめてビクビクしてるっ♡ はははっ♡ 調査団に選ばれた優等生がメスイキしてるっ♡」

「──! ッア゛、待゛っ゛、まだ、ァ゛!ぃ゛ぎィ゛ィ゛ッ!!」

どちゅっ♡どちゅっ♡どちゅっ♡ ばちゅんっ♡ごりゅっ♡

「きもちぃ?♡きもちぃね?♡ ほらっ、ちんぽチュッチュッしてるケツマンにザーメン注いで種付けしてあげるねっ♡ あははっ♡アンタのイキ顔見れないの残念だけどっ♡まぁこんだけヨガってくれてるなら許しちゃう♡」

「ヒュッ──ァ゛、や゛、や゛ぇ゛ひぇ゛、」

「ちゃんとぜんぶ飲んでね?♡ 美味しくゴックンしてねっ?♡ ほらっ♡いくよっ♡イクよっ♡ イク♡イク♡イク♡イク♡イクぅッ♡♡♡」

どぷっ♡ ぶびゅぅぅぅ♡びゅくっ♡んびゅっ♡びゅっ♡ ごぷっ♡ごぷっ♡ごぷっ♡

「──ッ! ──、ォ、ァ……、……、」

 

 狩人が最後に感じたのは、熱い、とそれだけだった。ガクガク震えるばかりで言うことを聞かなくなった身体はどうしようもなく、身体を抉られ貫かれる苦痛と感じたくのない快感は否定のしようがなく──気付けば冷え切った意識が自身を俯瞰していた。夢を見ているようだった。獣の欲が弾け、真っ白な熱に意識を塗り潰されていくその瞬間も、その冷静な意識は眠りに就くように目蓋を閉じていった。

 そうして他の調査員に起こされ目覚めた狩人はまず自身の惨状を見られたと身構えた。けれどそんな狩人の動揺を他所に、出発だと呼びに来た調査員は、遅刻厳禁と言い添えて仮眠室を出て行った。その態度に、何故、と自身の身体を見下ろした狩人は、装備も何もかもこの仮眠室に入ったときと何ら変わっていないことに気付いたのである。

 夢、と思わず疑問符付きの呟きがこぼれる。回復薬のにおいが、ふわりとしたことが少し気になったが、狩人たちが使う仮眠室である――自分が寝ている間に利用した誰かのものが残っていたのだろう。兎角、嫌な夢を見た、と狩人は防具の中で顔を顰める。けれどこれから未開の地へ向かうのだ。見た夢──船が沈むといった不吉な内容でもなし──をいちいち気にすることもないだろう。ふるふると頭を振り、狩人はベッドの傍に立てかけたいた得物を携えて仮眠室を出た。

 

 

 

 夢だ、と狩人は思う。これは悪い夢なのだと現実逃避をする。だってこんなことが有り得るだろうか。現状、自身の身に降りかかっていることを棚に上げ、狩人は震える呼吸を飲み込もうとする。だって信じられない。自分が火竜に、それも性的な意味で襲われているなど──。

 

 薄暗い森の中に動く影があった。一つは人型で、一つは竜の形をしていた。竜の影は人影にのしかかり、人影は竜に抵抗しているような──ごく自然な影だった。けれど、近付いてみればただ人が竜に襲われているだけの現場ではないとすぐに知れるだろう。

 人影は狩人だった。一本の巨大な樹──正確にはそうではないのだけれど──を中心として広がる森に、調査をしに来た狩人だった。その途中、狩人は火竜リオレウスと出会したのだ。あくまで調査が目的であった狩人は火竜との戦闘を避け、調査団の拠点建設予定地となっている仮拠点まで引き上げようとした。しかし行けども行けども火竜が狩人を諦めることはなかった。加えて、無数の枝葉が複雑に絡み合って形成された自然の迷路で、まだ数度訪れた程度の狩人が迷わない道理はなかったのだ。気付けば薄暗い森の深部、はたと立ち止まった場所は不安定な蔦網の上。追って来た火竜の風圧に煽られ、狩人はバランスを崩した。

 よろめいた狩人の身体を火竜の爪が捉える。ぶわりと浮き上がる身体。そうして、火竜は獲物にするように狩人を蔦網の上に放り投げた。その勢いに網は破れ、狩人は蔦を絡ませながら地面に打ち付けられる。ガシャリと防具の擦れる音。強打した背を庇うように身体を転がす狩人のすぐ上には、悠然と火竜が迫っていた。

 「かはッ――!?」

ズシリと背に乗った重みに狩人が地に伏せる。ピシリと聞こえた小さな音に、嫌な予感。重さはすぐに背から退き、狩人が首を回すと、そこにはやはり火竜がいて――空の王者は狩人の様子を窺うようにその存在を注視していた。

 数秒、あるいは十数秒見つめ合っていた両者だったが、先に動いたのは火竜の方だった。首を擡げ、あろうことか、狩人の防具に喰いついたのだ。

 食われる、と狩人が命の危機を感じたのも無理はないだろう。けれど体勢故武器を抜くことは難しく、罅の入った防具が器用にも噛まれ剥がされていくのをせめてもの抵抗に身を捩りながら受け入れるしかなった。そうして、腰部全体と脚部胸部の半分ほどの防具を奪われた。そこから更にインナーを切り裂かれ、狩人の素肌が晒される。下手に動けば即座に息の根を止められる――と耐え忍んできた狩人は息を呑む。硬い牙が触れると身構えていた肌に、柔らかいものが這った。

「ひっ!?」

べろり、べちゃ、と肌を撫でるものが何であるのかと言えば、火竜の舌の他に思い当たるものはない。人間のものよりも厚く大きな舌が、臀部を舐めている。それは当然力も強く、鼠径部の辺りに差し入れられれば自然、足は開かされた。窄まりに触れられれば、吐き出す火球を舐める舌の熱さに身体が跳ねた。

 覆い被さっていた影が動き、グルル、と火竜の頭が擦り寄って来る。外気に曝された下半身には硬く熱を帯びた何かが押し当てられている。まさか、と狩人は言葉を失う。まさか、竜が人に、何故――。

「ッア゛、ィ゛ギッ゛、ぅ゛あ゛、あ゛あ゛あ゛ア゛ア゛!!!」

痛々しい叫声が薄暗い森に響いた。ギチギチギチ、と押し拡げられた肉が悲鳴を上げながら、捻じ込まれた竜の陰茎を締め付ける。人の身体には負担でしかない長大なソレを収めた竜は満足げに喉を鳴らしていた。

 串刺しにされたことで狩人は腰を高く突き出すような格好で地面を握りしめている。無理な挿入の衝撃と苦痛に防具の中に脂汗が滲む。ひぃひぃと引き攣った呼吸はなかなか落ち着いてくれそうになかった。けれどそんな人間側の事情を、竜が思い遣ることなど無いのである。ずろろ、と胎に収められた竜が動き始める。

「ヤ゛ッ、う゛あ゛あ゛ッ゛! や゛え゛っ゛、お゛っ゛、あ゛っ゛、ア゛ア゛ッ゛!」

ばちん、ばちん!と硬い鱗や甲殻に覆われた竜の身体が柔らかな人肌とぶつかる。時折擦れる火竜の爪から毒が身体に滲みるけれど、防具のスキルにより増強された体力を削り切ることはない。狩人として鍛えられた肉体と精神により早々に意識を手放すこともなく、狩人は火竜を受け入れている現実を正面から受け止めるしかなかった。

 「う゛っ゛、う゛う゛ッ゛――、ハッ、ァ゛ッ、ン゛ぅ゛う゛ッ!」

どちゅんどちゅんと腹を中から殴られているような、暴力的な刺激を歯を食いしばって耐える。胎内の竜が動く度、狩人の腹は薄く凹んだり膨らんだりとその所在を外界へ伝えた。

「ぅ゛ぐっ゛、ア゛ァ゛……ッ゛、はら、が……こわれ゛ッ、ォ゛ァ゛ッ゛!」

地を這い、少しずつでも火竜から離れようとするもゴリゴリと内壁を抉られてその手は地面を引っ掻くだけに終わる。同時にそこには火竜との性行為に見出し始めた快感を否定する感情も乗っていた。仮令、命を落とすことになっても抵抗していればこんなことにはならなかっただろうか、と狩人は痛みに濁る思考の片隅で思った。

「ヒュッ、かふッ、ぅえぇッ、」

ずちゅんごちゅんと相変わらず聞こえる音の中、最奥を突く火竜の雄は確かに狩人へ快楽を感じさせ始めていた。その感覚を、狩人の身体は知っているような気がした。

 ぢゅぱっ!ぢゅっ、ぢゅっ、と精を強請るように胎が蠢く。その動きに応えるように、火竜はより深く強く雄を狩人の腹に押し込む。火竜の切っ先が狩人の快楽を突き破ろうとする。

「――ぅ゛ッ、オ゛ッ゛、あ゛、なん、なんれ゛っ゛、こ゛れ゛ッ、」

ぢゅうぢゅうと胎奧が雄に吸い付く。精を求める雌のような反応。欲を吐き出すことはおろか、触れられもしていない自身は反り返り解放を待っている。それなのに、その雄の部分を無視して、真っ白い快感がせり上がって来る感覚。不本意な雌扱いをされながら、身体は従順に雌として達しようとしている。

「ヒッ、な゛、なら゛ぬ゛、ぃ゛や゛ァ゛ッ゛、ア゛ッ゛! お゛っ゛!゛お゛ォ゛オ゛ッ゛!゛?゛」

頭を振る狩人の上でグルルゥ、と喉を鳴らした火竜が一層強く雄を捻じ込んだ。

「――、――ァ゛ッ゛!?♡ ――~~~~~ッ!♡♡♡」

チカチカと弾ける快感に狩人の身体がビクビクと跳ねる。短い時間で受け入れる側にされた身体は、上体がより地面に押し付けられ、高く上げられた下半身はガクガクと震えていた。ぎゅうぅ、と縋りつくように半身を締め付ける胎に、火竜もスパートをかける。もはや言葉に成らない喘ぎを漏らしながら狩人は自身の胎内へ注がれる熱を受け止める。それ以外になかった。びゅくっ、びゅるるるる、どぷっどぷっどぷっ、と人の腹を竜の子種が膨らませる。その熱さに狩人の背は更に反らされる。そうして更に奥へ、一滴残らず、と言う風にジリジリと竜が腰を動かしていた。

 ズルリと人の腹から竜の陰茎が引き抜かれる。支えを失った身体はぐしゃりと倒れ込み、ぽっかりと開いた孔からはドロリと竜に注がれた精液が零れ出した。同時にふるりと身体が震えたのは反射によるものだろう。規則的に、穏やかに紡がれる呼吸音は狩人が意識を失っていることを示している。そして、狩人をそうした張本人である火竜はと言えば、クルル、と甘く喉をならしたかと思えば気絶している狩人をぺろりと舐め、やさしく足で掴むとその場から飛び去って行った。

 

 森へ調査へ出掛けた狩人が消息を絶って数日。仮拠点にて、今日も見つからなかったと他の調査員たちが落胆しようとしたところへよろよろと件の狩人が帰還するのは、別の話。

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