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【R18】手中の氷を融くか砕くか【SSS】

機械姦スラウォルの練習のつもりでした。よく分かんない。何も考えずに書いたので何も考えずに流し読んでください読むときは。英スラウォルのつもりです。

手遊び。練習。習作。よく分からん。

玩具責めしたりされたりする英スラウォル。

英スラウォルのつもり。

何も考えずに打ったので矛盾とか重複表現あるかもです。

何も考えずに読んでくだちぃ……。

謎時空。おそらく監禁√。

微流血、精神退行?表現有り。

唐突に始まってふわっと終わる。

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 「ん゙ぎ――ッ゙、ぃ゙ア゙ア゙ッ゙ア゙ァ゙ア゙ア゙!゙!゙」

 詰まらない機械音に嬌声が奏でられる。それを薄ら笑いで聞きながら、スッラは手中のリモコンを弄んでいた。

 簡素な部屋。簡素なベッド。頭と足元にある柵に手足を括り付けられたウォルターは胸や陰部に淫具を取り付けられていた。

 「あ゙、あ゙ぁ゙……、が、ァ゙、ひ、ァ゙……、ッ゙!゙」

 ウォルターが達しても機械は止まらない。人の身体など気遣わない。変わらないモーター音を引き摺って、上気した身体を苛み続ける。ガシャン、とベッドの柵が鳴る。

 「オ゙――、ひ、ひッ、ィ゙、ア゙、も、ゃ、や゙ぅ゙ゔゔゔ!゙!゙」

 まだかろうじて自由を許されている頭がヘッドを仰ぐ。顎が跳ね、喉が反って喉仏が晒される。ガクガクふるえる身体。カクカクふるえる腰。しかし戒められた陰茎から白濁が溢れることはない。

 「ア゙ぇ゙……、ァ゙、ァ゙ァ゙……、ハ、はひゅッ、ひッ゙、ォ゙お゙ッ゙……!゙」

 指先や爪先が湿った空気を掻く。柵に繋がれた手首や足首には赤い痕ができていた。

 「ウォルター? そろそろ良い子になる気になったか?」

 色々な液体にまみれた赤い顔を掴んで視線を合わせる。涙と熱に熔けた眼が、何とかスッラを写す。その瞬間、ぐ、とくちびるを噛んで目の前の男を睨め付けたのは、さすがと言うべきだろう。

 ウォルターのささやかな反抗を、いっそ穏やかすぎる笑顔で受け止めて、スッラは身を乗り出した。

 「んん゙!゙ ン゙、ぅ゙、ン゙ン゙……!」

 口付けの瞬間だけは優しかった。

 あってないような抵抗を割り開いた蛇の舌は、やわく蕩けた口内を踏み荒らした。じゅるじゅると吸い出した舌を自分のそれとずりゅずりゅ擦り合わせ、ぐちゅぐちゅ絡め合ったと思えばかぷかぷ甘噛みをする。粘膜への刺激で溢れた唾液が口元を濡らしても、知らぬ顔で己の唾液を注いでウォルターに飲ませようとした。

 顎を放した手が、偶然を装って胸を飾った玩具を圧して、散々苛められて真っ赤になった粒を押し潰した。くぐもった悲鳴。ぐるりとウォルターの瞳が上を向いた。

 心地良い痺れを感じながら舌を引き抜いて、スッラはそのまま顎や首筋に吸い付いて痕を残す。顎、顎下、首筋、鎖骨。ぴくんぴくんと跳ねる身体が愛らしかった。

 「――ひふっ、ひ、は……、ぁぅ、っァ、ぁァ、~~~ッ、」

 さきほどスッラを撥ね付けようとした眼は熔けきっていた。まぶたは半ば閉じている。

 そのまぶたにも口づけを落として、スッラはカチカチとリモコンをいじった。ウォルターの薄い腹からしていたモーター音が、騒々しさを増す。

 「ごッ――ォ゙!゙?゙ あ゙……!? ぇ゙、あ、ッ、ま゙ッ゙――、」

 いやだ、やめろ、と言う言葉は音に成らなかった。

 ウォルターの下腹部が、ぶるぶる動いているように見えた。実際はどうなのだろう。スッラは日常動作の延長のようにウォルターの腹へ手を伸ばし、そして圧した。ぐぐ、と肉が沈んで、胎の中で暴れまわる無機質に触れる。ほう、とスッラはごく軽い調子で感嘆した。

 「ウォルター、ちゃんと食べているのか? もう少し肉を付けても良いだろうこれは」

 返事など、できるはずもない。受け流すことのできない快楽は苦痛にも等しい。ガチャガチャ鳴る拘束は確かに痛みをもたらすけれど、手足が千切れても構わないと思うほど、ウォルターは終わりの見えない快楽から逃げたかった。――叶うはずもないけれど。

 この場を支配している主人は間違いなくスッラだった。

 「ぐぅッ――、ぐ、ア゙、ァ゙ア゙ア゙ア゙ア゙」

 「ウォルタァ?」

 圧して、離して、また圧して離す。するりと撫でると、ウォルターはそれにすら悲鳴を上げた。けれどスッラが今ウォルターに求めているのは、それじゃあない。

 「ウォールーター?」

 ちいさなこどもを、咎める声。鋭く重くは無いけれど、逃げを許さない、甘ったるい声。

 とんとん、と腹をやさしく叩かれて呼吸が引きつる。耳が拾い上げたスッラの声に嫌な予感がした。回らない頭を必死に動かして答えを探す。

 「ひぐ、ぅ、ぅ゙……、たぇ゙、たべてぅ゙、ちゃんと、ぉ゙、たべてる……ッ」

 「そうか? ふむ? もう少し食に楽しみを求めるべきかもしれんな、お前は」

 スッラの言葉に、上手くできた、と漠然と思った。これでおこられなくてすむ。

 「あ、あ、あ――、も、やだ、これ、や……、かひゅっ……、取って、も、とってくれ、」

 ひゅうひゅう喉を鳴らしながら、ウォルターが束の間掴み取った冷静さで訴える。まともな人語を吐ける時に、スッラが自分の声を聞いてくれる時に、伝えなければと。

 もはや外面も何もない。裏社会に名を響かせる「ハンドラー・ウォルター」も、この男(スッラ)の前では「ただのウォルター」になってしまう。それは埋められない力の差であり、あるいは――当人は認めようとしないだろうけれど――郷愁による甘えだった。まるで子供のように、ウォルターはスッラに解放を求める。

 「ん゙ぎッ゙、ッ゙、ゔ、……っ、とめて、はず、ッひ、はずしへっ、」

 つらい。くるしい。なんとか己の状態を申告して、ウォルターはまたガクガクと身体を震わせる。

 無理もない。

 拘束されてから既に数時間が経っていた。その間スッラはウォルターの様子を見たりウォルターに触れたりウォルターに水を飲ませたりして好きに過ごしていた。鉄のような瞳が表情が、熔け行くをずっと見ていたのだ。

 そして今、最後の砦たる理性までも焼き切れようとしている。ちらと窓を見やれば、外には夜の帳が降りていた。

 常人の身体などこんなものだ。むしろよく保ったのではないだろうか。複数を同時に使うことを想定されていない玩具を、その想定外の通りに使用して、かつフル稼働させ続けている張本人は他人事のように思う。戒められたウォルターの陰茎を気まぐれに撫でてやって、スッラはやはり軽い調子でウォルターに訊く。

 「外して欲しい、とは、どこの何をだ?」

 ツツ、とスッラの指先がウォルターの腹を辿り、脇腹へ逸れてあばらの凸凹をくすぐった。ウォルターが悲鳴を上げる。その胎の中で、全身をくねらせて暴れていた玩具が、こぷ、と生温かい粘液を吐き出した。

 「あ゙――、ッ、ァ、ん゙ん゙、っ、ァ゙――~~~!」

 ぐちゃぐちゃ音の大きくなる腹を抱えてウォルターがまた言葉を手放そうとする。

 ことを、スッラはゆるさなかった。

 おそらく、あとひと息なのだ。

 胎の中の玩具が吐き出す、ウォルターを堕とすためにスッラが用意した薬。それがようやく、効き目を見せているのだ。

 リモコンで出力を下げる。ひんひんとしゃくりあげる声がよく聞こえるようになった。

 「ほら、ウォルター。教えてくれ。お前はどこの何を外して欲しいと言った?」

 「ゔ……、ふ、ぅ゙、……ぜ、ぜんぶ」

 「ぜんぶ? たとえば?」

 「っ……! ……、……む、むね、とか……、しり、とか、ぜんぶ……!」

 できるだけスッラと眼を合わせないようするウォルターのいじらしさは、スッラを煽るものでしかない。あるいは眼を合わせられないのかもしれなかった。ぴくんぴくんと玩具の微動を押さえ付けながら解放を待つ肢体は、汗に湿って艶かしい。

 「――つまりお前は、両乳首を押し潰して捏ね回す玩具も、尻穴を臍の下まで埋めて掻き回す玩具も、ペニスを縛り上げながらこのちいさな穴を串刺しにする玩具も、腿の内側に固定されてふるえ続ける玩具も、全て取って欲しいと?」

 ひとつひとつ、実物を辿りながらスッラはウォルターに訊く。くすくす、くすくす。ウォルターの耳をくすぐる笑い声は、少なくとも嘲笑ではなかった。

 「ぁ――、ぅ、」

 分かりやすい辱しめだ。ん?と首をかしげるスッラは復唱を求めている。分かりやすい言葉で、厭らしい言葉で、ウォルターの舌を汚そうとしている。それは理性があれば吐けない言葉で、逃避を望まなければ選ばない言葉だ。

 ウォルターはもう疲れてしまっていた。機械も蛇もウォルターが壊れるのを待っていた。休ませず、寝かせず、意識を失っても構いはしなかった。この部屋で目が覚めたときからずっと快楽と痛みに漬け込まれている。

 ぐぅ、と喉が締まる音がした。

 「と……って、ほしい……! ちくび、のおもちゃ、も、しりあなの、おもちゃも、ぺにすのも、もものやつも、ぜんぶ……!」

 「手足は? そのままで良かったか?」

 「とる! とって、くれ、」

 「……しかし取ってしまったらお前はどこかへ勝手に行くだろうからなァ」

 「いかない、いかないから、とってくれ……ぜんぶ、」

 スッラにとってウォルターは何時まで経っても「子供」だった。無愛想で、不相応で、不器用な可愛らしい少年。背丈が追い越されようと肌に皺が増えようと、変わらない認識だ。

 そこに「欲」が芽生えたのは――さて。いつのことだったか。

 「ウォルター。私は嘘が嫌いだ。それは解っているな?」

 「っ、し、しってる、……にげない、どこにも……いかない、」

 一瞬ウォルターの目が泳いだ。

 けれどスッラはそれを、見てみぬふりをした。楽しみが「次も」あるなら、じっくり育てるのも一興だろう。

 「オーケイ。我がハンドラーの意のままに」

 芝居がかかった声と言葉でスッラが笑う。

 すべての淫具がその動きを停め、ただの物となったそれらをスッラの指先がウォルターの身体から排していく。

 「っァ、ふ……っ!」

 「すっかり赤く腫れているな。柘榴のようだ」

 「は……ッ! ぁ、ん……」

 「今度は脇腹辺りにも試してみるか?」

 「んぅッ……! オ゙……ァ゙、ひッ、ァ、ア、ッ~~~!」

 「見ろ、ウォルター。お前の胎が咥え込んでいたものだ」

 玩具を取り外される刺激にすらウォルターは涙を流す。どこもかしこも、肌が赤く色付いていた。

 スッラの指が、そしてウォルターの陰茎にかかる。ついぞ熱を吐き出せず、その身の内に抱え続けた半身は、哀れなほど張り詰めていた。

 「ああウォルター――哀れなことだ……こんなにも我慢を強いられて」

 どの口が、と言う者はいなかった。

 言葉と共に戒めを解きにかかる指にウォルターは悲鳴を上げるのが精一杯だったし、その場にウォルターの代弁者などいるはずもなかった。

 「好きなだけ出して良いぞ」

 陰茎を締め付けていた部位が解かれ、尿道に差し込まれていた部位が、ぬぷり、と抜き取られる。

 「――っ、ァ、」

 とろとろ溢れ出した白濁を絞り出すように、スッラはウォルターの陰茎に手を掛ける。幹を伝い落ちてくる精液に滑りを借りて、ごしゅごしゅとスッラの手が扱き始める。

 「――ッ!! ~゙~゙~゙~゙~゙ッ゙!゙!゙」

 ガチャガチャと忙しく拘束が鳴る。悲鳴は重ねられたくちびるに呑み込まれた。

 そうして、結局、手足の拘束を外す前にウォルターは意識を飛ばしてしまった。

 血を垂らすほどの抵抗の痕を残す手足をベッドへ置いてやりながら、スッラはその赤に舌を伸ばす。傷口を抉り、鉄のような赤を舐め啜る。当然ながら甘くなどない。だがそれは人間の命の味で、ウォルターの命の味だった。もはや自分にはない、ひとの証明。がり、と傷口に歯を立て、口元を赤く汚してスッラは一人笑った。

 疲れ果て眠るウォルターの頬をそっと撫で、口付ける。

 それは下へ下るに連れて遠慮なく鬱血痕と噛み痕を散らしていき、ウォルターの身体はまるでスッラに抱かれた後のようになった。

 夜が更ける。

 笑みが深まる。

 蛇の愉しみは、まだ終わりそうにないらしい。

(この後風呂入って突っ込んでゆるゆる腰動かしたり動かさなかったりして夜を明かした! モーニン、ハニー!)

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